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38歳、動画編集未経験者が半年でバラエティー番組の編集ができるようになった方法!

渡辺

当ブログでは、現役で番組や映画の編集などをしている僕が「動画編集者として必要な知識」を身につけるための情報発信をしています

突然ですが、皆さんはこのようなことを考えたりしたことはありませんか?

素朴な疑問
  • 映像制作会社に就職すれば、プロの動画編集者として必要な知識やスキルが身に付くのかな?
  • 独学でもプロの動画編集技術を身に付けられるのかな?
  • もう若くないから、今からプロの動画編集技術を習得するには遅いかな?

ここで言うプロというのはYouTuber案件以外の動画の編集者の事を指します

結論から言うと、独学で勉強するとプロの動画編集者として必要な知識が身に付かない事がほとんどです。

独学ならなんとなく知識が身につかない事も理解できますが、実は映像制作会社に就職しても、プロの動画編集者として必要な知識を身に付けられない事もあるのです。

そこで今回は、なぜ独学や映像制作会社に就職してもプロの動画編集者に必要な知識や技術が身に付かない(場合もある)のか、理由を解説したいと思います。

その上で、どうしたらプロの動画編集者に必要な知識や技術を身に付ける事ができるのか、【35歳未経験で動画編集を始めた僕】と【38歳未経験で始めた妹】が、どのようにして技術を身につけたのか、具体例をお話したいとします。

  • プロの動画編集者になりたいと思っているけど、どうしたら良いかわからない
  • 映像制作会社で何年も働いているけどなかなか独立できない
  • YouTube動画編集者からプロの動画編集者に脱却したい

こんな悩みを持っている方は、ぜひ最後まで読み進めてみて下さい。

目次

プロの動画編集技術を習得できない理由

独学で勉強したり映像制作会社に就職しても、プロの動画編集者として必要な知識や技術が身に付かない事があるのは何故なのでしょうか。

それは以下の理由が考えられます。

プロの動画編集技術を習得できない理由
  • 就職:アシスタント(下積み)期間が長い
    • 映像制作会社に就職しても、ずっと1つの業務だけをさせられる(分業制など)
    • 1つの業務をマスターしても次のステップに進めない
  • 独学:何から手を付けて良いのかわからない
    • そもそもプロの技術を教えている本が存在しない(ほんの少しだけ解説した本はある)
  • 独学:YouTuber専門の動画編集者が作った動画教材で学んでいる
    • 教えている人のレベルを超えることはできない
    • 超えるにはレベルの高い作品を自分で分析し研究するしかない(但し時間がかかる)

それぞれ詳しく解説していきます。

就職は時間が犠牲になる

僕はこれまでに、「プロの技術を早く身につけたい」と思って就職したのに、何年経っても技術の習得ができなかった、という人にたくさん出会ってきました。

簡単に技術を習得されてしまったらたらすぐ退職して独立され会社が困るからです。

投資(技術を教える時間)した分、数倍にして返してもらわないと会社としては採算が合いません。

そのため、「3ヶ月で習得させた技術を5年間担当している」みたいな状況になり、「辞めたくても収入源を失うのが怖いので辞められない」という負のスパイラルに陥るそうです。

独学の落とし穴

現時点で、プロの動画編集全てが学べる本は存在しません。

YouTube上にもありません。

世の中に出ている教材やチュートリアルは ”YouTuber案件専門” のものばかりです。

その結果として、短期間で技術習得可能な”YouTuber案件専門”の動画編集者が爆増し、少ない案件を取り合う事になり、単価が爆下がりしています。

プロの動画編集技術を身につけるための手段は?

独学もだめ、映像制作会社に就職してもプロの技術が身につかないとしたら、いったいどうしたら良いのでしょうか。

僕が考える手段は2つあります。

技術を習得する手段
  1. 映像制作会社に就職し、1つ技術が身についたら他のポジションに移動させてもらうよう交渉する(会社が分業制などの場合)。交渉しても無理な場合は他の映像制作会社へ即転職する。
  2. 既に独立されている映画やテレビの編集者が稀にアシスタントを募集していることがあるのでそこに応募する。TwitterやHPなどで募集していたりするので、フォローして毎日チェックする。

僕が35歳から始めて動画編集技術を身に付けられた理由

この動画は2019年2月17日にPIXIV FANBOX【Vol.6】 で公開したものです。

僕が映像制作をはじめたのは2011年、35歳の時。

きっかけは、面白そうという理由だけで決めた「映像制作会社」に転職したことでした。

未経験で入社しましたが、研修期間は2週間だけ。

研修後はすぐに実践に移り、商品化される作品の編集をさせてもらいながら、先輩や上司にかなり細かく添削・指導をしてもらいました。

分業制の映像製作会社が多い中、僕が在籍した会社では、一人一人が一つの作品を編集から色の調整、音の調整まで全て行い、完成させる珍しい会社でした。

就職して2年後には副業でネット番組の編集もやり始め、会社での編集以外に副業でも月12本は編集していました。

当時、生活はかなりハードでしたが、その中でも自分で本を購入してさらに勉強したりするなど努力を続けた結果、短期間で技術を身に付ける事ができたのだと自分では思っています。

38歳未経験の妹が半年でプロの動画編集技術を習得した方法

僕が妹に動画編集を教えたのですが、実はかなり苦労しました。

住まいも東京と静岡で距離があるため直接教える事ができない、また、独学で技術を身につけられるような市販教材もない。

そこで考えた結果、僕が編集方法などを解説した動画を妹に送り、それを見ながら学習してもらうオンライン学習のような形で教える事になりました。

実際にはこんな形で学習してもらいました。

STEP
編集ソフトの設定から順を追って解説した動画を送る

実践(実演)しながら疑問に思うであろう箇所の考え方はその都度解説しました

STEP
ひと通り見終わったら、練習素材を使用して実践(編集)してもらう
STEP
編集が終わったら動画を書出して送ってもらう
STEP
動画を全てチェックし、ダメな個所について解説・実演したものを録画してまた妹に送る
STEP
STEP1~4を繰り返し、1本の動画を完璧に編集する事ができたら、次の動画の編集に移る
STEP
以上の繰り返し

動画でもわからない箇所についてはメールや電話で教えたり、実際に僕が当時やっていたバラエティ番組の編集も練習を兼ねてやってもらったりもしました。

学習を始めて半年後には妹は独立して、自分で仕事をとって動画編集をやれるまでになっていました。

ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、その学習法を元に教材にしたものがMETALZOMBI式 映像編集教材です。

実は、現在販売中の【強制除霊師・斎 1 瘴気の沸く部屋(DVD)】第2話の編集・カラーグレーディングの担当者もMETALZOMBI式 映像編集教材の受講生です。

上記で「プロの動画編集技術を身につけるための手段」についてお話しましたが、それが難しいという場合はこのMETALZOMBI式 映像編集教材もぜひ検討してみて下さい。

もしかしたら僕が探せていないだけで、他のプロ(YouTuber案件以外の編集者)が教材を作ってリリースしている可能性もあるので、一度探してみるのも良いかもしれません。

METALZOMBI式 映像編集教材について詳しく知りたいという方は、以下のリンクから詳細をご覧下さい。

カラーコレクションには素晴らしい本が存在する

「動画編集を基礎から全て学べる本はない」とお話しましたが、実はカラーコレクションでは全てを学べる本が存在します。

世界で活躍するトップクラスのカラリスト(色の調整をする専門家)が数十人集まり、意見を出し合って作られた「カラーコレクションハンドブック」です。

価格は7,480円なので高く感じる方もいるかと思いますが、内容を考えれば10倍の値段だとしても僕は安いと感じます。

超お勧めの本なので是非チェックしてみてください。

その他、おすすめの書籍についてはこちらでまとめています。

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この記事を書いた人

渡辺 薫のアバター 渡辺 薫 ディレクター/編集/カラリスト/DaVinci Resolve17認定トレーナー/映像音響処理技術者

動画編集実績は、映画・地上波バラエティー番組・MV・コンサート・CM・グラビアなど多数。METALZOMBI STUDIOの他に、株式会社スリーケットでも編集・カラーグレーディングを担当している。

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